次回キリ番リクエスト30000!! 更新報告:12月15日 朧月の契り 第2章14 日記 を更新。
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■■■リリカル・クロニクル =世界の終わりに悪魔と竜は戯れる= 序章 02
2010/03/08 Monリリカル・クロニクル
「佐山御言様、新庄運切様とお見受けいたしますが?」


 侍従が二人を視界に入れ、静かな声で問う。そこに唐突に現れた乱入者への疑念も、警戒も何も無い。ただ、必要とする情報を求めるだけの行為。


「ほぉ、どうやら私達の事を知っているらしい」


 次女の問いに佐山が若干関心したかのように言う。そして一歩前に出る。


「ならば私と新庄君とのデートを邪魔をするとどうなるかという事ぐらい調査済みだなっ!?」
「ちょっとうるさいから黙ってて佐山君」


 キュッ、と佐山のネクタイが新庄の早業によって締め上げられる。良い感じに締め上げたネクタイは佐山の気道を塞ぎ呼吸を止める。それから新庄はその行為に何の疑念も感じさせないような動作で侍女へと向き直る。


「…貴方は、一体何者なんですか? 何故その子を狙うんですか?」


 新庄の険しい声が届く。それに侍女は笑みを絶やさない。すぐさま、一歩身を引き一礼をしてから。


「私に回答権は与えられておりません。故にお答えする事は何もございません。そして私の目的の達成は不可能と判断いたします。私の目的は誰にも知られずに高町なのは様を主の下へとお連れする事。あなた方に知られた以上、目的遂行は非常に困難であり、断念せざるを得ないと判断いたします」
「…主? 君の主は何を望んでいるの?」
「回答権はございません。故にお答えする事は何もございません。ただ、伝言を1つ」
「…伝言?」


 新庄が侍女の言う伝言という言葉に、もう一度呟き直してから問いかけを。それに侍女は足下に転がるなのはへと視線を向けた。笑みを絶やさずに侍従は告げる。


「御神の罪に断罪を…」
「…え?」


 なのははその言葉に戸惑ったような顔を浮かべる。それを見てから侍女は顔を上げてから一礼をする。


「確かに、高町なのは様にお伝えいたしました。お仕事完了です。では…戯れはここまでに。主がお呼びですので」
「待ちたまえ」
「…何でしょう? 佐山御言様?」


 佐山の呼び止めに侍女は足を止めて佐山へと向き直る。締め上げられたネクタイを直しつつ佐山は侍女へと鋭い視線を向け、勢い良く指を差した。


「邪魔をしておいて目的を成したのではい帰ります、で済むと思っているのかね? 君には重罪が1つある。それは新庄君と私のデートに対し無粋な邪魔をしたという重罪が、だ。それに対して何の釈明も無く行けると思っているのか?」
「…優先順位が低い事柄と判断いたします。なので即刻帰らせていただきます」


 佐山の台詞に笑みを崩さずに侍従は告げる。そして、跳躍。そのまま空へと上がっていき、侍女が空を飛んできた輸送機に捕まる。
 侍従はそのまま中へと消えていく。その様子をなのはは呆然と見上げていた。一体何がなんなのかわからずに物事が進み、そして終わっていく。
 そして何より…。


「御神の…罪?」


 まったく意味がわからない伝言。御神、とは何なのか? 罪? 何故それを自分が? 
 わからない。わからないと何度も思考を駆けめぐる。そう思っていると、自分の方へと歩み寄って来る気配を感じた。


「君、大丈夫!?」
「…あ…えと、はい。なんとか…」


 歩み寄ってきたのは黒髪の長髪を持つ少女だった。どこか心配げにこちらをのぞき込んでくる。人の良さそうな人だ、と感じながらなのはは返答を返す。それに少女は安堵したようにほっ、と息を吐いて。


「良かった…どこか痛い所は? …怪我してるみたいだけど?」
「えと、だ、大丈夫ですから気にしないでください。えと…あの」
「そう? …なら良いけど。ボクは新庄、新庄運切。君は…?」
「…高町なのは、です」


 相手が心配げにこちらを見つめてくるが、ふと思いだしたかのように自らの名を告げる。
 新庄運切。女の人なのに、どこか男っぽいような、そんな印象を受ける名前だった。名前を問いかけられたのなら、こちらも名乗りを返す。


「高町さん、か。あぁ、こっちは佐山君。佐山御言って言うんだよ」
「うむ。世界の中心の男だ」
「…へ?」


 世界の中心? 一瞬頭の中に疑問符がたくさん浮かぶ。冗談にしては笑えない。この人芸人なのかな? と思いながら疑問符を浮かべ続けていると、新庄が溜息を吐いて。


「…あの、佐山君。高町さんが凄く戸惑ってるんだけど?」
「高町君と言ったね。偉大な対象を初めて目にしたときは理解が出来ぬものだ。恥じることはない」
「…えと、あの。すいません、失礼ですが…変人さん、ですか?」
「…うん。否定仕切れないのがスッゴイ哀しいし、虚しいよね…」


 どこか遠くを見つめながら新庄が呟く。なのははその新庄の様子から苦労しているんだな、と察し何も言わなかった。なんだか新庄が可哀想に思えたからだ。そんな二人の様子を見ながら佐山が口を開いた。


「とりあえずこんな所にいるのもあれだね。新庄君。彼女に事情を伺いたい。1度尊秋多学院に戻ろう」
「そうだね。そうしようか。というわけ…なんだけど、高町さん。ちょっと色々聞きたい事があるから付いてきて貰えるかな?」
「…あ、あの、その…」


 なんだか話が二人の間で進んでいるが、こっちとしては戸惑うしかない。問いかけを新庄にするなのは。それに新庄は若干苦笑の笑みを浮かべて。


「大丈夫。ボク達は君の敵じゃない。…君が知りたい事を、きっと全部、教えてあげられるから」





     ●





『失敗したのか?』
「申し訳ありません」


 先ほどの侍女が輸送機の中で何者かと通信をしている。通信の向こう。どうやらそこにいるのは男のようだ。その男は侍女の謝罪の言葉を聞けば、ふっ、と唇を歪めて笑みを浮かべる。


『気にするな。所詮は戯れ。…あの御神の血筋をこの戦争に引き摺り込む事が出来ただけでも十分だ。ご苦労だった』
「我が身と意思は主が為に」


 深く自らの主へと侍女は頭を下げる。それを視界に入れずに男は笑う。その手にはある物が握られていた。それは1枚の写真だ。そこには高町なのはの姿が映し出されていた。それを見て、ふふふふ、と不気味な笑いを零す男。


『忌々しい。まったく忌々しい。あぁ、忌々しい。忌々しい御神の血筋。必ず殺してやろうぞ。絶望に浸し、満たし、地獄へと落としてやろう!』


 男の瞳には狂気の色が宿っていた。それを見てもなお、ただ侍女は笑みを浮かべていた。冷たい感情の篭もらぬ機械的な笑みを…。





     ●





「…ふぁー」


 思わずなのははそんな声を漏らしていた。目の前にある大きな学院を目にしてだ。校門に「尊秋多学院」と書かれている。そこから広がる景色になのはは思わず目を奪われていた。


「凄い? 結構大きいよねぇ」
「あ、は、はい。結構大きいですよね」
「新庄君。他のメンバーは衣笠書庫に集まっているそうだ。私達も衣笠書庫へ行こう」


 佐山が携帯をポケットに仕舞いながら新庄に言う。それに新庄が振り返って頷く。そしてそっとなのはの手を握って。


「行こう。高町さん」
「あ、は、はい」


 とりあえずどうする事も出来ないし、と思いながら新庄に手を引かれながらなのははついて行く。敵では…無いと思う。ちゃんと事情も説明してくれるようだし…。佐山さんはともかく、この新庄さんは良い人みたいだし、となのはは思考を巡らせる。
 若干の不安はあるが、現状逃げ出すわけにも行かず、なのははただ新庄に手を引かれるまま学院内を進んでいく。しばらく進むと「衣笠書庫」と書かれた表札が見えた。ここは尊秋多学院の中にある書庫。名は表札の通り「衣笠書庫」。かつて衣笠・天恭と呼ばれた人物が創立した書庫であり、非常に大規模な書庫なのだとなのはは新庄から説明される。
 それに関心するなのは。その間に先を行く佐山が書庫の扉を開けて中に入っていく。それを見て、新庄がなのはに振り返ってから。


「それじゃ行こう。高町さん」
「は、はい」
「そんな緊張しなくて良いよ。…いや、した方が良いかな? いや、とりあえず…冷静に。どんな事があっても冷静にだよ?」
「はい?」


 なんだか真剣にこちらに忠告してくる新庄だが、なのはにとっては何が何だかさっぱりわからない。疑問符を浮かべていると、新庄がふっ、と諦め切ったような溜息を吐いて。


「行けばわかるよ。…さぁ、行こうか」
「は、はぁ…?」


 なんだか納得が行かないような気もしたが、従わないわけにもいかないので頷いて新庄と共に書庫の中へと入っていった。
 しばらく新庄に手を引かれるまま歩く。書庫の一角。そこにいたのは8人の人物。その中の一人、茶髪の短髪の少女がなのはに気づいたのか、目を向けて、へぇ、と声を漏らした。そのままなのはの方に歩み寄っていき、顔をのぞき込むようになのはと視線を合わせる。


「何? この子が佐山と新庄が助けたって子?」
「うん。高町なのはちゃんって言うんだって。あ、なのはちゃん。こっちの人はね、風見千里さんって言うんだよ」
「まっ、よろしくね」
「は、はい。よろしく」


 新庄に紹介されれば、風見と呼ばれた少女は笑みを浮かべてなのはに手を差し出す。
 なのはは少し戸惑ったが、その手を取って握手を交わす。内心気の良さそうな人だな、と思いなのははホッとする。


「さて。まずはちゃっちゃと自己紹介しちゃう?」
「あ、そうした方が良いかな?」


 風見が新庄の方に視線を移して問いかける。それに新庄が同意を返すかのように頷いて。それに風見が軽く笑みを浮かべてから、再びなのはに視線を移して。


「というわけで、ここにいるメンバーの紹介しちゃうけど良いかしら?」
「あ、は、はい。大丈夫です」
「よろしい。じゃ、まずは…そこにいるのが、出雲覚って言うの」


 風見が本棚に寄りかかり、腕を組んでどこかを見て黄昏れているような雰囲気を出す長身の青年の方に身体を向けながら紹介する。
 出雲、と呼ばれた人は反応しない。…クールな人なのかな? と思っていると、隣で風見の眉が釣り上がる。そして、「ちょっと待っててね」となのはに言ってから出雲へと近づいていく。
 そしておもむろに拳を握り、腹へとたたき込む。


「へぼぉっ!?」
「何寝てるのよっ!! 今紹介してやってるんだからシャキッ、としなさい、シャキッと!!」
「ち、千里。も、もうちょっと起こし方って物があるだろ。ほら、お目覚めのキスとか…」
「一生寝てろっ!!」


 見事なハイキックが出雲のこめかみを直撃。笑みを浮かべながら出雲が地面に叩き付けられる。いきなり見せられたバイオレンスな光景になのはは目を丸くし、思わず一歩引いた。それに新庄が苦笑を浮かべる。


「あー。あの二人って恋人で、あれって日常茶飯だから気にしなくて良いから」
「に、日常茶飯事って…あれがですか?」
「あれが、日常茶飯事なの」


 思わず唖然。すると風見が戻ってきて、なのはの様子を見て苦笑を浮かべる。あー、とどこか罰悪そうな顔をしてから。


「大丈夫。覚の奴頑丈だからこれぐらいじゃどうにもならないって」
「は、はぁ…」
「じゃ、次行こうか? ね?」


 なんか気まずい雰囲気だったのでなのはも頷く。出雲という人には悪いが、無視させてもらう事にした。次に風見が示したのは黒髪の鉢巻きを巻いた少年…をスルーして、隣にいた金髪の少女を示して。
 示された少女は軽くペコリと会釈をする。それになのはも会釈を返して、風見が笑みを浮かべながら少女を紹介する。


「彼女は美影よ。で、次が…」
「ちょっと待ってくださいっ! 風見先輩! 僕! ほら僕がいますから!!」


 先ほどスルーされた少年が慌てた様子で風見に言う。風見は隠す事なく「チッ」と舌打ちを入れる。近くにいるなのはにはそれがハッキリと聞こえてしまい、汗がこめかみを伝う。風見は重苦しい溜息を吐き出して。


「飛場。空気は喋らないのよ? いいから黙ってなさい?」
「空気!? 僕は人以下の存在!? ちゃんと紹介してくださいよっ!!」
「うっさいわねぇ。仕様がないわね。なのはちゃん? あれは仮名飛場竜司って言うエロ生命体よ。近づいたら駄目よ? 飛場菌に感染するから」
「あれ僕の名前が仮名で変な生物になってて菌を振りまいてる設定ですか!?」
「設定じゃなく純然たる事実よ」


 風見の容赦の無い言葉の刃に、飛場は窓に寄りかかり、黄昏れながら空を見上げた。明らかに煤けた飛場の肩をぽん、と美影と呼ばれた少女が叩いて。

「リュージ君。エロくてもリュージ君はリュージ君だよ」
「あぁ、美影さんは優しいなぁ、どこぞの暴力先輩とは違って」
「潰スワヨ?」
「御免なさい私ごときが風見様に対して何て口調で申し上げてしまい誠に心の底から反省し謝罪しているでありまする」


 風見の低音の声に飛場が土下座をし、呪文のように脈絡が無い言葉を紡ぎ続けている。なのはは自然と頬が引きつるのがわかる。とりあえず、視線は飛場から外しておいた。風見は次に短い金髪の少女を示す。


「彼女はヒオ・サンダーソンよ」
「ヒオって言いますの! よろしくですの」
「あ、ど、どうも」


 この中で一番年齢が近いだろうか? そんな少女に笑みを浮かべて挨拶を返して。風見は次にその隣で腕を組んでいる少年を示す。


「で。彼がダン・原川」


 なのはは思わず今まで紹介されてきた男性が「アレ」だったので、思わず警戒の視線を知らず知らず送っていた。そのなのはの視線に気がついたのか、原川と呼ばれた少年はふぅ、と溜息を吐いて。


「高町なのは、と言ったな」
「あ、は、はいっ!」
「…俺とここにいる連中とを一緒にしてくれないでくれ」
「…はい。すいませんでした」


 彼の纏う気配が苦労しているんだな、と感じさせてしまったので、なのはは原川に対する認識を変更した。
 きっとこの人はこの中ではマトモな部類に入る人なのだと。少し付き合いにくい感じもするが根は良い人なのかもしれない、と思う。


「佐山と新庄は自己紹介したのよね?」
「まぁ、一応ね」


 新庄が先ほどのやりとりを思い出し、苦笑を浮かべる。それを見て風見が察したように溜息を吐いて、それからなのはの肩に手を置いて。


「良い? なのはちゃん。何かあったら私か新庄に話を通しなさい? 他の奴らに相談したら…どうなるかわからないから」
「風見千里。俺まで疑いをかけるな」
「アンタは取っつきにくいでしょーが」
「ひ、ヒオは頼りにならないですの!?」
「……とりあえず、良いわね? なのはちゃん」
「む、無視ですのーっ!! 酷いですのーっ!! ヒオだってちゃんとやれますのっ!! ねっ!!原川さんっ!!」
「俺に話を振るなヒオ・サンダーソン」


 ぎゃいぎゃい、と騒ぎ出した周りに呆然とするなのは。何なんだろう、この人たち、というのが彼女の思考を埋め尽くす。今まで出会った事のないような個性的な人たちだからだ。呆然としていると新庄が苦笑しながらなのはの肩に手を置いて。


「ごめんね。いつもこんな感じでやってるんだ」
「は、はぁ…」
「さて。皆の紹介が済んだのなら本題に入りたいと思うのだが?」


 なのはが新庄の言葉にどこか気の抜けた返答を返していると、佐山が声を出して告げる。すると騒ぎが収まり、視線が佐山に集中する。
 そこに先ほど風見のハイキックを受けた出雲が立ち上がり、佐山の方に顔を向けて。


「そうだな。で? やっぱり概念戦争絡みか?」
「あぁ。高町君を誘拐しようとしたのは自動人形だった」
「自動人形?」


 佐山の説明に美影が声を漏らす。美影の問いかけに佐山は頷いてみせる。いきなり交わされた会話の内容について行けず、なのはが少し慌てたように周りに視線を向ける。


「あ、あの。概念戦争…って? 自動人形って何ですか…?」
「ふむ。やはり知らないのか。ならば最初から説明しなければならないね」


 なのはの問いに佐山がゴホンッ、と咳払いをする。それからなのはに向き直る。なのはは若干緊張したように佐山の顔を見つめ返す。


「まずは概念戦争の説明から行こうか。高町君。概念というのはなんだかわかるかね?」
「…いえ」
「では説明しよう。概念というのは、あらゆる現象を突き詰めた先にある「それはそういうものだから」と言わざるを得ない事、だ」
「…それは、そういうものだからと言わざるを得ない事?」


 なのはが佐山の台詞を呟く。よくわからない、と言った顔で首を傾げて。それに佐山が頷き、更に説明を続けていく。


「例えば高町君。重力は下に落ちる。これは当たり前だろう?」
「そうですね」
「つまりこれが概念だ。重力は上には落ちない。つまり「そういうもの」。つまり概念。ここまではわかるかね?」


 まぁ、なんとなく、となのはは頷く。それを見てから佐山は指を一本立てて更に説明を続けた。


「じゃあ、もし重力が上に向かう世界があるとしたら?」
「…へ? そんなのあり得ないですよ」


 佐山の言葉になのはは眉を寄せて言う。そんなのはあり得ない。重力は下に向く物だ。そう思いながら、返答を返す。先ほど佐山もそれは確認していた筈だ。その質問の意図が読めずになのは首を傾げる。なのはの返答を聞いてから佐山はもう一度頷く。


「あり得ない、と言ったね? では何故あり得ないのかね?」
「…だって、それはおかしいじゃないですか」
「物理法則に反しているからかね?」


 佐山の問いかけになのはは頷く。それに佐山がふぅ、と息を吐いてから。


「じゃ、高町君の言う当たり前の物理法則はどこの世界の物かね?」
「どこの、世界? 今私達が住んでいる世界のです…けど」
「じゃあ、そうじゃない世界があるとしたら?」


 なのはは息を呑んだ。目を見開き、佐山の顔を見つめる。彼は、今何を言った。佐山はなのはの反応に何も返さず、そのまま言葉を続けていく。


「もしも、文字が力を持つという世界があったら? 金属は生きているという世界があったら? もしもあるなら君の言う「当たり前」はここでしか当たり前にならない」
「…で、でも無いですよ、そんな世界…」
「君は知らないだけだよ。あったのだよ。この世界の他に、この世界とは異なる概念を持つ世界が。この世界も含めて全11世界…。そして、その11世界の間で起きた戦争…」


 一端、言葉を句切り、佐山はなのはに告げる。


「『概念戦争』と」
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