次回キリ番リクエスト30000!! 更新報告:12月15日 朧月の契り 第2章14 日記 を更新。
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■■■ふと思いついた。
2010/11/18 Thu日記
 不意に思いついた電波ネタが…後書きの方に乗っかってるので。設定上、世界全部を巻き込んでるから月姫とか空の境界とかの方の考察も進めるべきかなぁ…いや、書くとしたらだけど、無理そうwww


 以下、コメントレス。

>名無し様(朧月の契り 第2章 06)
 カナデが何を望んでいるのかは、まぁ、まだ明かせませんが最終的にはアーチャーが関わっているのは確かですww
 絶対可憐チルドレンがわからないので、どうとも言えませんがwww
 とりあえずは落ち着いた士郎、けれど騒動はまだ収まりませんでした…(汗

>mise様
 そう言っていただけて作者としても嬉しいですww

>名無し様(日記)
 まぁ、あまり大本の流れは変えないで、という前提条件は付きますが。
 セラはやっぱり連れてきたい人なんで、強制的に拉致ってくると思われますww
 カナデのステータス…そろそろ纏めておくべきかなぁ。

>遊白様
 カナデの目的はまだ明かせません。ただアーチャーが関わっているのはカナデの性質上、間違いはないですが。
 まぁ、空白時間はカナデも色々とやっていたみたいですね。本当にいろいろ、と。
 士郎の反応はある意味、カナデが相手だと仕様がないんですけどね。作者の考え的にwww



 はい、コメレス終了。以下、突如沸いた電波ネタになります。





 
「問おう。正義の味方を名乗る少年よ。――世界に刃を突き立てる覚悟はそこにあるか?」
「あぁ。俺は、この理想を貫く。ただそれだけが俺の一つの答えだから―――」
「――よろしい、ならばここに契約を交わそう」





 * * *





 ある、という事は同時にないということだ。
 つまり、全てがあるということは、また同時に全てがないということだ。
 その世界はその繰り返し。全てがあるが故に、全てがない。だから欠けさせて、また埋めて、その繰り返しを永遠に刻み続ける。
 そして無数の世界が記録される。それは最初からあるけれど、どこにも無い世界。あるけれどない、ないけれどそれはある。
 そこは可能性が全て詰まった世界。それ故に、世界は抗いの声を挙げた。変わらなくて良い。ここには全てがある。その繰り返しの中で生まれるものだけがあれば良い、と。
 だが、関わってしまった。知ってしまった。それ故に、世界は変革を迎える。
 出会いは始まり。響くのは竜の嘶き…。その始まりは終焉を唄うもの…。





 * * *





 かつて戦争があったのだ。
 それは聖杯戦争という名の戦争だった。聖杯というどんな願いも叶う願望機を求めて魔術師達が7人のサーヴァント、かつて偉業を為した英雄の御霊、英霊を召喚し、殺し合うという戦争。
 数を聞く限りでは戦争というのにはほど遠いが、この戦争において街が一つ壊滅しかけた事実があるならばそれは確かに戦争と呼ぶ事には支障がないのではないだろうか。
 そしてこの世界は多くの可能性に満ちた世界。それ故にこの聖杯戦争も幾多の可能性があり、その分だけの世界もまた存在している。そんな世界の一つ、理想を追い続ける少年の前に変革の時は訪れた―――。




 * * *





「…だ、誰だ? アンタ?」
「ふむ。日本語、かね? どうやら私たちの世界と似たような歴史を歩んでいるようだ。これは興味深い。実に調査し甲斐がある。――あぁ、自己紹介が遅れた。私は佐山・御言という。ここより遠くの日本。簡単に言えば異世界の日本から来た日本人だ」


 現れるは異邦人。


「平行世界を超えた、また違う世界? そう、文字通り異世界って訳?」
「君たちの世界を観測させて貰ったが、どうやら君たちの世界は大きな世界に幾多もの可能性の世界が無数に存在し、けれど形を為してはいない世界のようだね。確かにそこには全てがあるが、そこから抜き出した世界があって、しかしそれが無数にある。けれどそれは形を持っていない。それが君たちの世界、私たちは11th-Gと呼んでいるがね」


「じゃあ、俺たちの世界っていうのは…」
「本体は根源の奥。そここそが本当の世界なのよ。アイツの言葉が本当なら、私たちは飼育箱の中で育てられてるようなものよ。その中から飛び出せるものだけを本当の世界の住人として認めるって事よ」
「――なるほど、それを理解しおってるなら話は早いのぅ、遠坂の」
「――ッ!? あ、貴方は!?」


 動き出す世界…。


「それじゃあ、世界が二分化されてるって…事ですか?」
「うむ。元より奴らの介入が無ければこの世界は今の形のまま存続する筈だった。凜、お前が言った通りにこの世界は飼育箱のようなものだ。限られた人間だけが本当の世界へと旅立てる。それ以外はただ延々と繰り返すだけの役者に過ぎん。――故に、儂は世界相手に喧嘩を売る事にした。どうだ? この話に乗らんか?」
「世界に喧嘩って…」
「何。元より滅びを繰り返す世界。ならば―――この世界そのものを滅ぼし、奴らの世界と融合させる。奴らの世界にはそれを可能とする術がある。が、それを許さんのはガイアでの。ガイアは今、奴らを含めた、奴らに同調しようとする者たちを排除しようとした上で、奴らの世界を滅ぼすつもりだ。一度得た繋がりは消えん。ならば戦いは避けられん」


 そして…彼らが選び出す選択は―――。


「衛宮・士郎」
「…アーチャー、お前…」
「間違えるな、ここに居るのは英霊と化した正義の味方の末路だ。…私としては、この世界が壊れて新たな世界と統合されるのは別に構わん。が、逆にチャンスだ。私は―――貴様を殺しきる。そしてオレ自身すらも殺しきれば、今度こそ、オレの消滅は叶う―――!!!!」


「アーチャーッ!! 貴方の好きにはさせないわよっ!!」
「…ほぅ、凜。そうか、この世界の君は至ったのか。これは少々、分が悪いな」
「アンタ、そんなのがどんなに不毛な事かわかってるの―――!?」
「君に言われるまでもない。だが…―――遠坂、俺はもう、それを繰り返すしか希望が見えないんだよ」
「でも、アンタはそれでも間違ってないって、頑張るって―――!!」
「ならば、ここで証明してみせろ!! オレが間違いじゃないと―――!!」


「――やむを得ん、一時的にお前達をLow-Gに逃がす。この世界を砕くのはこの世界によるものでなければならない。それが出来るのは―――」
「大師父―――ッ!?」
「待て、爺さん―――ッ!!」
「行けぃ!! 希望の芽は主等だ!! ならば、咲かせて見せよ!! その大輪の才能、今、咲かせずにして何を咲かすか―――!!」


 散りゆき、倒れていく者たち。その果ての中で―――。


「…凄いわね、この世界。それに見て士郎。あんな馬鹿やってる。本当、呆れるくらいにね」
「……」
「士郎。――私、戦うわ。あの世界に置いてきたものがたくさんあるし、あの世界で飼われるだけなんて嫌だもの。それに、こんな馬鹿な世界、失った方が損でしょ?」
「…あぁ、そうだな遠坂。戦おう、俺も、もう一度アイツを―――」


 ――少年は今一度、その理想を問いかける。


「全てを救う、か。―――神にでもなりたいのかね? 衛宮・士郎」
「…そんなんじゃない。俺は神になりたい訳じゃない」
「ただ涙する人が見たくない、と。それを神と言わずして何という? 涙の理由も知らぬ者が涙の理由を否定するなど、許されるものか」


「それでも、俺は俺の理想が間違っていないと信じてる―――!!」
「ならば衛宮・士郎。この世界を知れ。この世界は君が見たくないという涙を超えてきた世界だ。その涙を流してはいけないものだと、この世界の滅びを知っても尚、言えるか?」


 ――そう、何も間違っちゃい無い。


「…来たか、凜」
「えぇ、アンタを止めに来たわ」
「宝石剣、か。なるほど、君は無制限、そして俺は無限。だが、いくら無制限であろうともこの丘に蓄えられた神秘を超えられるか―――?」
「そっちこそ、こっちがこの世界でただぬくぬくしてただけと思わないでよね―――!!」


 ――数々の涙を知り、滅びを知り、そしてその先を知っても尚…。


「―――あんた、何で」
「待たせたな、遠坂。俺は、もう大丈夫だ。だから――後は休んでくれ。アイツは俺がやる」


「…衛宮・士郎…」
「英霊エミヤ、戦う前に一つだけ言ってやる。俺は歪だ。結局空っぽで、何一つ救えない。借り物の理想で、借り物だらけのつぎはぎな俺だ。そんな人間、死ねば良いと思うのは当然だ」
「…ほぅ、己の過ちを認めて死ぬ気になったか?」
「いいや」
「…何?」
「――それでも、俺は間違っちゃい無い。この理想が、誰かを助けたいという、全ての人が幸福であって欲しいというこの願いだけは、間違いなんかじゃない」


「何を救うべきかも定められない人間が!!」
「そうだ、俺は何も定められない」
「全てを救う? 全てとは何だ!! 正義の味方は自分が味方したものしか救えない!!」
「そうだ、俺は俺の味方したものしか救えない」
「ならば、貴様は何を救うというのだ!!」
「俺は―――俺を、救う」
「…な、に?」
「俺は壊れてる、俺は見捨ててしまった人達の分だけ、救わなきゃいけない。ただ、それだけでしか生きられない。俺は、そんな俺を許すために、きっとこれからも誰かを救う、救われない俺が、もう二度と生まれないように―――!!」


 そうだ。


「その理想が美しいから憧れた!! あの地獄の中で、幸せになりたかった俺が見つけた幸せの形!! あの表情が、本当に幸せそうだったから憧れた!!」
「ぐぅっ!?」
「エミヤッ!! 俺達が間違いだと言うなら、俺達が間違いだったのはただ一つだ!! お前は、一番救いたかった俺自身を置き去りにしてしまったからなんだよ!!!!」
「幸せになって良いと、思えるのかっ!! あの地獄で、唯一生き延びた罪悪感の中で、そんな望みを抱けるなどと――お前は、思えるのかぁっ!!」


 俺は、幸せになりたい。


「俺たちの願いは、傲慢だと彼は言った」


 だから、その為に捨ててきた者達の分だけの償いをして。


「だけど、俺たちにはもうそれしかないなら―――」


 俺は、英雄なんて道は選ばない。それは俺の幸せじゃないから。だから、それを超えていこう。


「俺は――神にでも悪魔にでもなってやるさ!!」
「…なっ…」
「来いよ、英霊エミヤ。英雄ごときに、俺が負ける訳がない、負ける訳にはいかない! そう、俺達の身に敗走はない!! なぜなら、立ち止まる事、それが罪だからだ!! なら、走るだけだ―――!!」


「――…俺の、勝ちだ」
「…あぁ、そして、私の敗北だ―――」


「…何故、殺さない」
「あの世界が壊れれば、お前だって救われるだろ? お前は消えるべきじゃない。生きろ。そんで幸せになれ。お前だって、幸せになって良いんだから」
「―――」
「俺はお前になんか負けない。そうだ、衛宮・士郎は負けちゃいけないんだから。だからお前はもうエミヤを名乗るな。そうだな、遠坂にでも新しい名前、貰っておけ」


 さぁ、決着をつけにいこう―――。





「諸君! 聞こえるか諸君!! ここに新たな戦争の幕開けを告げよう!!」


「聞け。今こそ言おう! ――佐山の姓は悪役を任ずると!」


「諸君! かつて60年をかけて終わらせた戦争があった! そしてその戦争の果てに我らの世界は生まれ、またもや新たな世界が相対すべきものとしてそこにいる! その世界は無限の可能性を持つ世界だ!! だがそれ故にそれだけに満足して我らの手は要らぬという!!」


「諸君! 無限に対して我らは60年、たったの60年だ!! だがその60年が無限に対して負けると思うか!? 無価値だと称して良いか!? 聞け、諸君! かの世界は私たちの世界が無意味だと、無価値だと言った!! 諸君、己に問うて欲しい!! たった60年、だがそれでも私たちの思いは無駄であったか!?」


「否、断じて否だ!! もしも良しと言うのならば、今一度己の世界の歴史を見つめ直すと良い!! それでも良しというのならば――ならば無限の可能性を持つ世界を得る為に剣を取れ!! 諸君、諸君! 今宵は贅沢な戦だ!! 何しろ無価値だと称する無限を打ち倒し、その欲してやまない無限すらも手に入れられる時だ!!」


「立ち上がれ諸君! 武器に歴史を込めろ! 武器に思いを詰めろ! 我らは無価値ではないと無限の時にその証を残す為に、ただ己の全てをかけて挑め!! 故に進撃せよ。進撃せよ。進撃せよ、だ!!」


「私達は常に意味を孕み、価値を生み、この世界の意義を叫べ! そして無価値だと我らの手をはねのける世界の手を取り、共に進めばあるだろう芳醇な世界を教えてやれ!! その為に、諸君等はその全てを持ってして応えよ!!」





「―――返事はどうした!?」





 そして、響く声は契約の言葉を告げる。Tes.Tes.Tesと、我は契約すると。





「――間違いだった。あぁ、なら、私も、…オレも、願って良いのだろうか?」
「…良いんじゃないの? ほら、行ってきなさいよ」
「…ありがとう、遠坂。あぁ、やっぱりお前は頼りになる」



「…まさか、貴方が…そうだったとは。正直驚きです」
「…そうだな。だけど、あの時のオレは忘れてくれ。―――アルトリア、あの時、言えなかった言葉を君に言うよ。オレは、君を―――」





「士郎――!!」
「わかってる、遠坂!! 俺が、―――行くっ!!」
「衛宮!」
「! 佐山!」
「幕引きは、この世界の住人によって行うべきだ! それを選んだのならば! 信じろ! 己の正義を!!」
「――言われるまでも、ないっ!!」



「これが救いだなんて思わない。だけど、俺は、俺が信じた正義を貫く。それが俺の誓いだ。俺が受け取った、大事な理想だ。だから―――衛宮の姓は、正義の味方の理想は、こんな所で折れる訳ねぇ―――ッ!!!!」
「――そうだ、だから、お前は折れない!!」
「ッ!? オマエ!?」
「アルトリア、頼むッ!!」
「はい!! シロウ! 貴方の道は私たちが―――!!」




「――強くなったね、シロウ」
「本当に、逞しくなったなぁ、士郎」
「イリヤに…親父…どうして…?」
「何言ってるの? 私たちはここにいるからに決まってるじゃない。だってここには全てがあるのよ? だから、まだ、私たちは取り戻せる」
「…そうだね。士郎、君は約束を果たしてくれたね。それが、僕の願うべき理想だった…」


「さ、ここは私とキリツグに任せて。大丈夫、ここにはお母様もいるから、後で、全部終わったら皆で帰ろう」
「―――あ、ぁっ! 一緒に帰ろう!!」





「そうだ! 俺には欲しいものがある!! それはこんなちっぽけな世界じゃ足りない!! だから、オマエは俺が連れて行く―――ッ!!!!」





 そうして、新しい世界で―――。





「―――士郎、これから、どうする?」
「…そうだな、桜でも、見に行くか―――」





 ―――俺は、正義の味方で在り続けよう。俺の信じた、正義の味方で。





 Fate/last chronicle "その剣、尊き理想によって打つ"





 少年が辿り着くのは、荒野ではなく、そこは―――。
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