次回キリ番リクエスト30000!! 更新報告:12月15日 朧月の契り 第2章14 日記 を更新。
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■■■リリカル・クロニクル =世界の終わりに悪魔と竜は戯れる= 第2章 01
2010/04/18 Sunリリカル・クロニクル
 物事にはいつだって始まりがあるが、始まりは終わりと同義だという事を忘れてはならない。
 それは対極に値するものだが、所詮はどちらも同じ意味を孕むものなのだ。
 始まり、終わり、終わればまた始まり、始まれば終わる。それはまるで輪廻を描くように。
 世界は廻る。始まりと終わりを孕みながら。そして世界は、終わりへの歯車を回し続ける…。





    ●





 ――軍とUCATとの戦闘が終わり、1週間の時が流れていた。
 傷付き、負傷した職員達の治療も一段落が付き、情勢はとりあえずは落ち着きを取り戻した。
 UCAT本部は次第に復興の兆しを見せ始めていた。その工事の風景をヘルメットを被り眺めている少女がいた。
 高町なのはだ。彼女は壊れた建物を眺めて、何か思いを馳せるように視線を向けていた。なのはに気付いたのか、手を振る職員に手を振ってなのははその場を後にする。
 その後ろでなのはに手を振った職員が他の職員によって逆さ吊りの刑に遭っているが、逆さ吊りされる男は実に満足げな顔であったという。
 それに気付いているのかいないのか、なのははヘルメットを脱いで、小さく息を吐き出しながら歩いていく。


「復旧現場なんて見て楽しいか?」
「…チンクさん?」
「チンクで良い。敬語もいらない」


 なのはに声をかけてきたのはUCAT職員の制服を纏ったチンクだった。なのははチンクの言葉に最初は目をぱちくりと。そして少し間を置いてにゃはは、と笑った。
 じゃあ、よろしくね、と改めて挨拶をし直し、チンクもそれに応える。そしてなのはは先ほどのチンクの問いに応えるように復旧現場に目を戻しながら答える。


「…随分壊れたなぁ、って見てたんだ」
「戦闘があったんだ。壊れるのは当たり前だ」
「それはそうだね。でも、改めて見て置きたかったんだ。――自分の手の届かない場所を」


 なのはの言葉にチンクは眉を寄せる。なのはの言葉の意図を捕らえかねた為だろう。それはそのままで取れば自分の無力を嘆いているとも取れるが、その雰囲気は感じられない。
 なのはは再び復旧現場を見つめる。そこには慌ただしく動く人たちがいる。復旧の為に声を張り上げ、機材を運び、元の形に戻そうとしている者達。


「私には、どう足掻いても直せないから。だからあの人たちの努力を覚えておこう。そして自分にしていける事を精一杯やろう、って。そう思えるように、目に焼き付けておきたかったんだ」
「…自分に出来る事か。お前に出来る事は何だ?」
「敵を撃ち抜く、切り払う事だけだよ。まぁ、戦闘があれば壊れるのは当たり前だし、直す為にあの人たちがいるんだし。なら互いの仕事を果たすだけだよ」


 もう用は無い、と言うようになのはは復旧現場に背を向けて歩き出す。その隣を並ぶようにチンクが歩いていく。なのはは特に何も言わずにチンクと歩いていく。
 2人が一緒に歩いていると、よく女性局員達が彼女達の頭を撫でてお菓子を渡してくれる。なのは素直にお礼と共に受け取るが、チンクはどこか複雑そうだ。
 そのまま両手にお菓子を抱えながら歩いていたなのはだったが、ふとチンクへと視線を向けて声をかけた。それにチンクはロリポップを口の中で転がしながら応える。


「そういえば、何か用でもあった?」
「ん? あぁ、ドクターが呼んでいた。ここの所、忙しかったが、ようやく時間が取れそうだ、とな」
「――そうなんだ」


 すぅ、と瞳を細めてなのはがチンクに返す。雰囲気が子供相応のものから研ぎ澄まされた刃のように鋭いものへと変わる。それをチンクは肌で感じる。同時に納得もする。
 自分たちは本来、UCATすらも知らなかった「ミッドチルダ」の事を言及しており、更に彼女に管理局に安置されている筈のレイジングハートも持ってきたのだ。
 怪しまれて当然か、とチンクは吐息する。まぁ、怪しまれるような行動をした自分たちがそもそもの原因なのだからそれは気にしない。


「では、行こうか」
「うん」


 チンクの呼びかけになのはは応え、UCATの廊下を並んで歩いていくのであった。





    ●





 ジェイル・スカリエッティの自室。UCATの中にある居住区の一部屋に彼の部屋はある。その部屋の中でジェイルはコーヒーを入れ、まずはその香りを楽しむ。
 うむ、と小さく頷いてからジェイルはコーヒーを口に運ぶ。感じる苦みと酸味はとても心地よい。なかなか、と評価を下し、ジェイルは椅子に座る。
 こんこん、とノックの音が響く。おや、とジェイルは小さく声を漏らし、コーヒーを傍においてドアをノックした者へと呼びかける。


「誰だい?」
「ドクター。私です。チンクです。高町なのはを連れてきました」
「あぁ、ご苦労。入ってきてくれたまえ」


 ジェイルは一度座った椅子を再び立ち上がり、何かなのはでも飲める飲み物は無いか、と考え、そういえばまロ茶があったな、となのはの分を用意しておく。
 それと同時になのはがジェイルの部屋へと入ってくる。ジェイルはかけたまえ、と来客用の椅子を抱えながらなのはに渡す。
 なのははそれを受け取り、テーブルの傍に椅子を置いてそこに座る。椅子に座ったなのはにジェイルは満面の笑みを浮かべて。


「来てくれて嬉しいよ。高町君。君とはずっと語り合いと思っていたんだ」
「私もです。ジェイルさん」


 互いの顔に浮かぶのは笑み。だが、ジェイルは満面の、なのはは探るような笑みだという相違がある。
 さて、とジェイルもまた自分が先ほど座っていた椅子に腰を下ろし、なのはを観察するように見つめる。なのははその視線に真っ直ぐ応えるように見返す。


「さて、世の中にはレディファーストという言葉がある。君からの質問を受け付けよう。高町なのは君」
「…なら、聞きます。ジェイルさんはミッドチルダの人間ですか?」
「Yes」


 なのはの問いに、ジェイルは鼻を鳴らすようにして答える。楽しげな様子になのはは少し目を細めるものの、すぐに気を取り戻してジェイルを見つめて。


「次に。何故ミッドチルダの人間がUCATに?」
「縁があってね。あれは…10年以上も前か。私は出会ったのだよ。とある次元世界から嘱託魔導師としてやってきていた――御神恭也に」


 がたっ、となのはが勢いよく席を立った。今の言葉が信じられない、と言わんばかりに目を見開いてジェイルを見つめている。ジェイルは落ち着け、と言うように掌をなのはに見せる。
 なのはがゆっくりと席に座ったのを見て、ジェイルはまロ茶を差し出す。まぁ、呑め、と。なのははゆるゆるとした動作でまロ茶を手に取り…パッケージを見て一瞬迷いが生じたもの、プルタブを開ける。
 まずは一口。喉にまロ茶がゆっくりと伝っていき、その感触と味がなのはを落ち着ける。ふぅ、となのはは息を吐き出してジェイルを見つめて。


「…御神恭也は…管理局に関わっていたんですか?」
「君の「本物」だろう? ならリンカーコアがあっても不思議じゃないと思わないかね? Low-Gの御神恭也?」
「…っ!」


 どこまで、となのはは思わず呟く。ジェイルはなのはの様子を観察して楽しんでいるようだ。。
 なのはは怪しむようにジェイルを睨む。だがジェイルは揺らぐ事が無い。だからこそなのはは問う。答えを得る為に。


「……どうして知っているんですか?」
「調べたからね。君が恭也の妹にソックリだと言うのに、まさか、という確信に近い予感を覚えてね。調べさせて貰った。君の血液を手に入れる機会に恵まれてね。――あぁ、ちなみに君を最初に見たのはプロジェクトFの残滓がいるという話を聞いてね。興味があって調べたら、なんと! と言った所さ」


 プロジェクトF。その名になのはの瞳に鋭利な光が宿る。場の空気が一瞬にして張り詰めてなのははジェイルへと半ば殺気を向ける。
 だがなのはの殺気を受けてもジェイルは飄々とした様子で笑みを浮かべている。楽しくて仕様がない、と言わんばかりだ。


「…どうして私がプロジェクトFを知っているのか、君の友人、フェイト・テスタロッサを生み出した技術を知っているのか、興味が沸いたかな?」
「……」
「簡単な事さ。――あれの雛形の理論を完成させたのは私だから。つまり私は彼女の生みの親でもあると言えるのかな?」


 空気が震えた。なのはを中心にして魔力が解き放たれ、室内に風が巻き起こる。なのはの感情の昂ぶりによってだ。
 フェイトが自らの出生に苦しんでいる事をなのはは知っている。彼女が生まれた事、そのものは否定するつもりは無いが、その技術は忌むべきものだとなのはは思っていた。
 その計画の雛形を完成させたのは、目の前の男だと言う。なのはは自然な動作でレイジングハートに手をかけていた。


「あくまで理論を完成させたのは私だが…別にあれは特段、珍しい技術でも無いのだよ? 高町なのは君。私も彼女とは同類と言うべき存在だからね」
「…どういう意味ですか?」
「わからないかね? 私もまたプロジェクトF と同等の技術で生み出されたという訳なのだよ。まぁ、細部は違うがね」


 ククッ、と喉を鳴らしながらジェイルはなのはに自らの出生を告げる。なのははそれが本当なのかどうかは確かめる術が無い。故に、その視線は睨み付けるようなものとなる。
 真実を見極めたい。だが、それを自らに見つける術はない。ただ小さな綻びでも見逃さない、と言うようになのははジェイルを見据える。
 ジェイルは一度体勢を崩し、椅子の背もたれによりかかるようにし、足を組んでなのはを見る。その顔からはやはり笑みは消えない。


「違法は前例があり、それが忌避された、もしくはその可能性を示唆され、違法としたのか、とにかくそれを為す術は既に完成されているものなのだよ? 私が雛形を完成させた、と言っても人の欲望は果てないものだ。私が作らなくてもいつかは誰かが作っていたさ」
「……」
「それでも私を憎むかい? まぁ私も喜んでやっていたからね。プロジェクトFの雛形の理論作りは」
「…その所為で苦しむ人が生まれたんですよ? その人達に対して何か思う事は無いんですか?」
「親近感だね。先ほども言ったが、私も同類だ。仲間がいるのは嬉しい。似ているという事は親しみが湧く。同じという事は安らぎだ。その為に苦しんでいるのだとしても、私は彼らの存在を祝福するよ」


 ジェイルの語る価値観になのはは目を細める。そして瞬時に理解する。彼と私の価値観はまったく異なるものだ、と。
 だがジェイルの言いたい事はなのはとてわかる。価値観は違うが、考え方は理解出来る。だからこそ、まず自分の感情を落ち着ける。
 まロ茶を口に運び、まずは一息。そこから再びジェイルへと視線を向けて問いかけを投げかける。


「…私を捕らえるかね? 次元犯罪者として」
「…今は止めておきます。貴方には聞きたい事がありますから」
「そうかい。なら私は君に答えよう。君に私の事を知って貰いたいからね。――故に教えてくれたまえよ。君という存在を。私は君という存在が知りたい」


 ジェイルは笑みを浮かべてなのはに告げる。ジェイルがなのはに望むのは対話だ。それはなのはとて望む所。ならば、となのはは魔力を収めていく。


「…色々と聞きたい事があるんですけどね。というか増えました。…何から聞けば良いのやら」
「好きに質問してくれたまえ」
「…御神恭也は、貴方と出会った時、幾つでしたか?」
「ふむ…およそ、18、19だったかな? そう、10年前には、だ」


 なのははジェイルの問いかけに、そうですか、と呟きを居れる。そして同時に思考が混乱する。何故自らの祖父が10年前にはまだ青年なのか? と。
 しかし答えは出る事はない。だが現実として高町なのはの本物としての御神恭也は自らの祖父なのだ。それは変わる事の無い事実だ。


「…ジェイルさんは、私の祖父が御神恭也だというのは知っているんですか?」
「あぁ、知っているよ? 君は稀有な存在だろ? 近親に自らの「本物」がいる。それこそ新庄君ほどではないにせよ、君はLowとTopの血を引いた人間なのだよ。君の異常性もそこにあるのかもしれないね?」
「…異常性?」
「やけに御神の剣士として様になっているじゃないか。君が小太刀を握ったのはほんの2週間程前だというのに、今では立派な御神の剣士だ。これは異常だ。異常以外の何者でもない」


 ジェイルは笑みを浮かべながらなのはに告げる。それは確かに、となのはも思う。その異常性は確かに「本物の自分」を祖父に持ってしまったが故なのかもしれない。


「…でもおかしいじゃないですか。どうして私の祖父が本物の御神恭也だとして…どうして貴方が出会った御神恭也は…」
「青年なのか? それはあまりにも簡単過ぎる答えだが、あまりにもわかりにくい」
「…知っているんですか?」
「おっと。生憎、ここからは全竜交渉の規約に引っ掛かってしまうので先は言えないね。だがしかし、確実に言える。既に君は真実への鍵を手にしている。君がそれに気付けばTop-Gが何故崩壊したのか、その事実を得る事が出来るだろう」
「……貴方は…どこまで…」
「どこまで? さぁて、どこまでだろうかね?」


 くくっ、となのはを茶化すようにジェイルは笑う。そのジェイルの嘲笑になのはは苛立ちを募らせる。真実は確かに目の前にある。だがそれを理解する鍵がなのはには無い。
 それを目の前でちらつかせるようにこの男は笑う。あぁ、忌々しい事この上ない、となのはは思わず歯を噛み締めた。


「貴方の目的は…何なんですか?」
「…目的、ねぇ」
「私にヒントを与えて、レイジングハートまで持ってきて、私に何をさせたいんですか?」


 ジェイルはなのはの問いかけに、一瞬笑みを消す。ふむ、と表情を無くした顔でどこかぼんやりとしたように彼は呟きを入れる。


「…高町君。人は何故生まれ、何故死に行くのだろうね?」
「……?」
「何のために生き、何のために死に、怯え、苦しみながらも1つの意志であろうとするのだろうか? 私達はどうしてこんな苦しみを覚えながらも、それに抗うかのように恐怖し、限りある生に縋り付かなければならないのだろう?」
「……何のために…」
「私はそれが知りたいだけだ。言うならば…宿命、というべきかね。それこそ私の求めるべきテーマだ」


 きし、とジェイルの体重のかけた椅子が軋む音を上げた。ふぅ、と息を吐き出すジェイルの姿はまるで疲れているようにも見えたのはなのはの錯覚なのか。


「だからこそ知りたいのだよ。この世界の行く先を。生に縋り付き、滅びを重ね、罪を重ね、怨まれ、憎まれ、疎まれ、歪みながらも突き進むこの世界の行く先をね」
「……」
「そして君の行く末もだ。君は逃げない。君は突き進むだろう? 何故なら君は……この世界を、そしてその人生を…愛しているだろう?」


 あぁ、とジェイルは息を吐き出しながら。


「何とも幸せな事じゃないか。だから君の行く末は見てみたいのだよ。なぜならそれは私の行く先の道と同じではないかね? 高町君」
「…同じ…」
「こんな苦しみながらも生きるのは…幸せになりたいからだろう? そして私の幸せとは…我思う故に我はあり、だ。好きなように生き、好きなように死んでいく。誰にも囚われず、かつ、誰にも触れながらも私は私で有り続ける為に。比較が必要なのだよ。だから――私はここにいるのだよ」





    ●





 なのははジェイルの部屋を後にした後、何気なく外へと足を向けていた。UCAT本部から出ればそこには広大な森が広がっている。
 未だ戦闘の爪痕を残してはいるが、それでも生命の力強さを感じさせてくれるような光景がそこにあった。空には日が既に沈み、夕日が顔を出している。
 なのはは何気なしに空へと昇る。レイジングハートがプライヤーフィンを発動させてくれた。それにただ無心で空に昇る。
 踊るようになのはは空を駆け、廻って、巡って。その中でなのはは思考を巡らせていた。
 なのはは、死にたいなんて思ったことはない。死んで楽になるとか、考えた事はない。
 苦しくて、辛くて、時には泣き出したくなる事があっても…確かに生き続けてきた。
 私を支えてくれる人がいて、私を笑わせてくれる人がいて、私が幸せを感じられる今がある。
 そう。だから私は戦っていられる。死に抗える。滅ぶ事を、終わる事に抗える。
 私は幸せだ。幸せなのだ。どんなに泣いても、どんなに苦しくても、それを帳消しにして、それでもお釣りが来るような幸せがここにある。


「…私は…幸せになりたいよ」


 辛い事は嫌いで、泣きたくなるような事も嫌いで。だから友達との楽しい日々が好きで、自分が必要とされる日々が嬉しくて、それがずっと巡っていて欲しい。
 改めて強く感じる気持ち。こうして空を飛んで風を感じるのが好き。誰かに必要とされるような自分が誇らしい。


「…うん。そうだよね。それで…良いんだよね。うぅん、そうじゃなきゃ嫌なんだ」


 どんなに言い繕っても、どんなに綺麗事を言っても、それを耐えられるだけの幸せが無いと動けない。少なくともやっぱり自分はそんな人間だ。
 本当に好きな事で、好きに、思うように。辛い事はある。誰だってそう考えるだろう。幸せな事は一番なのだから。
 だからぶつかり合う。だけど傷付け合うだけじゃ悲しくて辛いから伝え合っていかなきゃいけない。
 だけど皆が同じように、だけども別のものを望む。だからすれ違って、伝わらなくて、悲しい事や辛い事が起きてしまう。


「…ねぇ、レイジングハート?」
『…何ですか?』
「私ね、ありのままが好きだよ。ありのままである事が。だからさ、私…凄いワガママになっちゃうけど、良いよね?」


 偽った幸せもまた幸せなのかもしれない。気付かないで、騙し続ける優しさも必要なのかもしれない。だけど、自分はそれでもありのままが好きみたいだから、となのはは思う。


「…気に入らないよね。やっぱり。負けたくないよ」
『…Master』
「認めたくない事は――最後まで認めないよ。本当の最後のその一瞬まで」


 夕焼けに染まる空。なのははその空を背に不敵にその笑みを吊り上げさせる。





「だって―――私、幸せだって胸張りたいもん」





    ●





 真っ直ぐに撃ち貫く力は胸に宿る。折れず、曲げず、届く力はただ愚直なまでに。
 それは一本の道となる。それこそが彼女が歩む道。それは…いずれは終焉へと辿り着く道。いつかは折れてしまうかもしれないもの。
 されど…もう決めてしまったのだ。誰でもない彼女自身の意志で。その終わりすらも自らの意志で決めるために。





 リリカル・クロニクル =世界の終わりに悪魔と竜は戯れる=

 第2章「終焉の鐘は鳴り響く」





 悪魔は媚びない。悪魔は従わない。悪魔は自らの意志のみで傲慢に振る舞う……。
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